紙幣使用を誤った政権

先ほど書かせていただいた通り、お札は中国の北宋で生まれました。ただ、このお札が成功したのは「兌換紙幣」という考え方を中国人の漢民族がしっかりと概念で持っていたからなんです。

この後に、金、大元が中国の地域を支配してきますが、彼らは交鈔と呼ばれる紙幣を使い、流通させていましたが、異民族王朝はその場しのぎにしかならない事ばかりをやっていたんです。

そして何より「『兌換紙幣』であることを忘れていた、いや『兌換紙幣』の概念を知らなかった」と言えます。

例えば大元の後期になると「俺達の利益のために中国地域を支配しているんだ」とか「紙幣をバンバン刷りまくれ。専売を強化しろ。」と言った状況だったそうです。

漢民族のある程度の地位を得ていた人々は、「これは異民族王朝も長くはないな」と口々に言っていたそうです。